じつはMicrosoftのヘルプにちゃんと手順が載ってはいるのです。ただ答えにたどり着くまでがなかなか大変なのです。ここには、できるだけ実践に即した手順と操作を心覚えまでに書きます。Wordを英語表示に変える例です。
【日本語版のパソコンを別の言語で使う方法】
1. Wordの画面で「ファイル」「オプション」「言語」の順にクリックすると、
「Wordのオプション」[Office の言語設定を実行します] ダイアログ ボックスが表示されます(注;この図は実行結果です)。
2. 下部の「表示言語の選択」で、左の「表示言語」右の「ヘルプ言語」ともに「3.英語」が見えますが、これは以下に述べる操作が実行された結果です。
このように、ここに別の言語を追加することでOfficeに別の言語が加わります。言語の追加は「言語パック」をダウンロードしてインストールすることで実現します。ここでいったんWordを終了します。
3.「スタートボタン」をクリックして、プログラム一覧の「Microsoft Office 2016 ツール」の中の「Office 2016言語設定」*を開きます。1.の図と同じです。
(*2度めからは「Office 2016 Language Preferences」と表示される)
「Office 2016言語設定」ダイアログの最下端の青い文字「表示言語とヘルプ言語をOffice.comから取得する方法」をクリックします。
4.あらかじめOfficeのビットバージョンが32ビットか64ビットかを確認します。確認する方法は;「ファイル」「アカウント」で「Wordのバージョン」をクリックします。いちばん上に16で始まる数字(2016の場合)と32bitなどが見えます。
注意事項:Officeのビットバージョンは、OS(Windows)のビットバージョンとは別物です。
5.図のタブで2016をクリックして「必要な言語」ドロップメニューから「英語」を選ぶとダウンロードの画面が開きます(図は英語を選んだとき)。
ビット数を選択して青い文字をクリック。ダウンロード終了後、ダブルクリックしてインストールします。インストール完了するのを待って画面を閉じます。
6.Officeの言語を設定します。Wordを開いて「ファイル」「オプション」「言語」で「言語設定ダイアログ」を表示します。
「表示言語」と「ヘルプ言語」に英語が追加されていることを確認します。上記1。の図です。
7.言語の優先順位を決めます。選択して▲をクリックすれば一段上に上がります。
「既定」にする言語は位置を決めてから欄外の「既定」をクリックします。
「ヘルプ言語」は「表示言語」と順位が違ってもかまいません。
変更を有効にするために再起動の案内が出ます。「OK」したあとOfficeを終了します。
8.再起動します。Officeを起動すると、英語版が表示されます。
あとは随時、順位変更と再起動で日英語表示が変えられます。
備考:次のブログを参考にさせてもらいました。お礼を申し上げます。
http://snow-white.cocolog-nifty.com/first/2016/02/office-2016-1ca.html
「世の中は不思議なことだらけ」 (2018/1)