難聴者に希望―聴神経細胞の再生実験報告
2015年6月16日夜のテレビ朝日「報道ステーション」で京都大学研究室の関谷医師がこれまで不可能とされていた聴神経の有毛細胞の再生を試みたマウス実験で思いがけない発見があったことから成功の見込みが出て来たことを報告してくれた。
いままで細胞移植によって再生を目指していてうまくいかなかったが、神経の障害箇所に細胞を移植でなく置くだけで細胞自身があるべき個所に自力で侵入していって、見事に有毛細胞に変化して聴覚が回復されたことが観察されたというのである。
報道時の再現はできないが、筆者が京都大学医学部のホームページにその詳細を見つけたのでここに紹介しておく。少々難解な説明もあるが感音性難聴者にようやく希望実現の機会が近づいてきたことには違いないので喜びを皆で分かち合いたいと思う。
補聴器の開発試作記事もあってなかなか有益である。
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~ent/Topics/ir/regeneration.htm
【関連】ブログ「難聴についてー感音性難聴と補聴器」(2014/5/9)
http://maxowl.blogspot.jp/2014/05/blog-post_7465.html
(2015/6)